今回は野菜ソムリエ協会作成レシピシリーズで小熊恵子さんのレシピを紹介します。
ビーツはほうれん草やてんさいの仲間で、赤紫の他に黄色のビーツもあり栄養豊富な根野菜です。
筋肉の働きをコントロールしたり血圧を安定させる働きのあるカリウム、発育や造血に不可欠な葉酸が多く含まれています。
貧血予防、動脈硬化予防など美容と健康効果が期待できます。赤紫の色素は「ベタシアニン」というポリフェノールの一種です。
レモン汁や酢を入れて茹でると色鮮やかに仕上がります。独特の香りが苦手な方には生食よりも加熱調理をお勧めします。
1個を食べきれない場合は丸ごと加熱してから、用途に合わせてカットしたりマッシュして冷凍保存が便利です。
レシピ(二人分)
ビーツ(赤) 60〜80g
玉ねぎ 1/4個
バター 10g
赤ワイン 50ml
ブイヨン(コンソメの素と水で代用可) 150ml
コリアンダー(粉) 小さじ1/3
作り方
① ビーツと玉ねぎは皮を剥き、薄切りにする。
② 小鍋にバターを溶かし、①を炒める。赤ワインを加えアルコール分を飛ばしたら、ブイヨンとコリアンダーを加え蓋をして15分ほど弱火で煮る。
Point:アルコールが苦手な方は使用せずにブイヨンを200mlに。
③ ②の粗熱が取れたらブレンダーで撹拌してピュレの出来上がり♪
Point:水分が少ない時は加水して下さい。
♪旬の野菜情報&プラスワン情報♪
色鮮やかなビーツをピュレにしておくと、パーティーシーンの食卓を華やかにしてくれます。スープにしたり、肉のソテーや魚のポワレなどのソースとして華やかな一皿になります。生クリームを足すとピンク色に、ホワイトビネガーやレモン汁などの酸で赤紫に色の変化も楽しめます。ビーツの土臭さはバターとコリアンダーで深みのある味になりますので、ビーツの可能性に挑戦してみて下さい。