野菜の栄養素 ビタミンAやC、葉酸やカリウム、食物繊維って何?
小さな頃からよく「野菜を食べなさい、野菜を食べよう!」と周りの人から言われた経験はありませんか。 しかし、なぜ野菜を食べなければいけないのか、具体的な理由をパッといえる人は少ないのが現状です。 野菜を食べないとなぜいけないのか、野菜の含まれる栄養素から学びましょう。 まず野菜には、ビタミンAやビタミンC、葉酸、カリウム、食物繊維などが他の食べものにくらべ多くとれる栄養素が含まれています。 それぞれの栄養素にはどんな機能があるのでしょうか。 【ビタミンA】 プロビタミンA であるカロテノイドとして摂取されます。不足が継続すると暗いところや夜に見えにくくなる病気「夜盲症」になってしまう可能性があります。 【葉酸】 DNAの合成に必要不可欠な栄養素で、不足が継続すると「貧血」になってしまいます。 【ビタミンC】 皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須な栄養素で、不足が継続すると皮下・粘膜ねんまく下・骨膜こつまく下など全身に出血がおこりやすくなり、貧血をおこす「壊血(かいけつ)病」になってしまいます。 【カリウム】 体の維持に必須のミネラルです。日本人は、ナトリウムの摂取量が多いので、ナトリウムの尿中排泄を促すカリウムの摂取が重要となります。 【食物繊維】 ヒトの消化酵素で消化できない難消化性炭水化物で、摂取が不足すると、「生活習慣病の発症」につながる可能性があります。 このように野菜は体にとって素晴らしい働きをしてくれます。 今日から少しずつ健康的なライフスタイルに変えて、栄養豊富なホールフードを食生活に取り入れましょう。 野菜の選び方を学び、工夫して毎日の食事に取り入れましょう。こうした小さな積み重ねが、やがて生涯にわたる習慣となり、健康な体を維持するのに十分な量の野菜を摂ることができるようになります。