心血管疾患(CVD)と糖尿病の間には強い相関関係があります。
糖尿病の人は血糖値が正常な人より心筋梗塞や狭心症などの「虚血性心疾患」を発症する危険性が約3倍も高いと言われ、糖尿病患者の約9人に1人が心血管疾患で亡くなっていると報告されています。
(引用:神戸循環器クリニック)
もし糖尿病に関係してしまう状況の場合、ライフスタイルを少しでも変えるだけで、慢性心疾患の進行を防ぎ、命を救う可能性があります。
日本循環器学会は、虚血性疾患の10個のリスク因子を概説しています:
- 年齢
- 冠動脈疾患の家族歴
- 喫煙
- 脂質異常症
- 高血圧
- 耐糖能異常
- 肥満
- メタボリックシンドローム
- 慢性腎臓病
- 精神的,肉体的ストレス
これらの問題を解決するために、なってしまう前に以下のような対処をとることができます。
コレステロールの制限
コレステロールは、肉類やでんぷん、加工食品を多く含む食事をしていると、通常上昇してしまいます。
特に卵類(鶏卵や魚卵)、内臓類(レバーやモツ)を1~2カ月食べないようにしてみましょう。
血中コレステロール濃度が下がるようならば、コレステロール摂取量の制限が効果的なタイプと考えられます。ある程度コレステロール濃度が下がったら、2~3日に1回程度は食べても大丈夫でしょう。(引用:厚生労働省 e-ヘルスネット)
中性脂肪 / トリグリセリドを知る
「中性脂肪」を知ることは健康管理において重要な要素です。
運動不足が続くと、過剰な炭水化物が脂肪として蓄積され、中性脂肪が上昇することはよく知られています。
解決策として、まずは食べる炭水化物の量を減らすことです。次に、オメガ3脂肪酸、特に魚や藻類、魚油や藻類のサプリメントによく含まれるエイコソペンタン酸(EPA)を十分に摂取するようにします。そして、食物繊維を十分に摂取し、最後に、運動を継続的に行いましょう!
太ってきたと自覚する
肥満は糖尿病の心疾患リスクであり、解決しないままにしておくと、経済的、精神的、肉体的にも大きな問題になってしまいます。
ダイエットの専門家に相談し、長生きして幸せになるための食事と運動の習慣を身につけましょう!
運動をする
運動は,代謝や運動器の変化,慢性炎症抑制を通じて動脈硬化の一次・
二次予防に重要な役割を果たしています。運動にもさまざまな種類があります。
①有酸素運動
有酸素運動には,体脂肪の減少や血圧低下,インスリン感受性やHDL-Cの改善といった効果があります。ウォーキングや水泳、自転車運動等が代表的ですが、日常生活のなかで歩行量を増やすといった方法でも運動に馴染みのない方には現実的な運動となります。
②レジスタンス運動
運動には,レジスタンス運動が含まれることが望ましいとされています。
ウエイトトレーニングやスクワット等のレジスタンス運動は,筋肉量・筋力の維持・増進に効果があり、サルコペニア、フレイルならびにロコモティブシンドロームの予防に有効であるだけでなく、糖尿病患者では、有酸素運動と同様、血糖コントロールを改善します。なお、高血圧患者においても,レジスタンス運動は効果的です。
③柔軟性を高める運動
いわゆる「ストレッチ」で、骨格筋を伸長させることによって関節可動域を拡げる運動のことをさします。準備運動としても効果的なので、①や②の前に行いましょう。
禁煙(たばこから距離を取る)
喫煙に関連する健康面でも良い結果は何もありません。タバコを吸う人は、組織の再生をしていくために、1日に少なくとも100mgのビタミンCを摂取する必要があります。
喫煙は、体内のビタミンCの供給と結合し、体全体でビタミンCが働くのを妨げてしまいます。
また、たばこは自分自身の健康を損なうだけでなく、ご家族やご友人など周りの人の健康にも悪影響を及ぼしてしまい、好印象が得られることはありません。
禁煙することは本当に難しいですが、1日1本ずつ減らしたり、違う趣味を見つける、禁煙外来に通院するなどできるだけ早めに対処しましょう。
健康的な毎日を過ごすために
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野菜や果物をたくさん摂り、自分の未来と健康をコントロールすることを始めましょう。あなたの健康はあなた次第で決めていきましょうね!