今回は野菜ソムリエの鵜藤佳奈さんに作成頂いたレシピを紹介します。ジューシーな香りと甘みで人気の桃。夏に不足しがちなカリウムが豊富なだけでなく、主成分である果糖が体の中で代謝の過程をとおらずにエネルギーとなるため、夏の疲労回復にはもってこいのフルーツです。そこに「飲む点滴」とも呼ばれ、消化酵素やビタミンB群が豊富な甘酒を加えたスムージーは、可愛らしい桃色とともに夏の疲れを癒してくれます。薬味に使われるみょうがは、甘みと一緒になるとその爽やかな香りをふわりと残しながらも辛みはなく、レモンはきれいな桃色を保ち、ビタミンCやクエン酸もプラスして飲み口をさっぱりとさせてくれます。レシピ(2人分)桃 1個みょうが 1/4個レモン 1/2個米麹甘酒(濃縮タイプ)250ml水 50ml作り方1: 桃は皮ごと使うため、よく洗って半分にカットし、種をのぞく。レモンは外皮をむき、できるだけ種をのぞいておく。レモンの種を取り除いておくと苦味が出にくいです。2:桃、みょうが、レモン、麹甘酒、水の順でカップに入れ、なめらかになるまで攪拌する。
夏は体内の水分が不足して便秘になりがち。桃には腸内で乳酸菌を増やすペクチンが、米麹甘酒には食物繊維とオリゴ糖が豊富に含まれるため、お通じの改善効果も期待できます。また、暑い日には、バットにスムージーを流し入れ、時々取り出してかき混ぜながら冷凍庫で凍らせるとシャーベットとしても楽しめます。甘酒には米麹から作られるものと酒粕から作られものがありますが、酒粕甘酒はアルコールを含み、市販品は砂糖などが添加されているものが多いため、スムージーには米麹甘酒がおすすめです。