ダイエット中に炭水化物を摂ることは、あまりよくないと言われていますよね。
炭水化物を食事に取り入れることをためらい、時には恥ずかしく思う人もいるようです。
炭水化物を摂取すると、「実は昨日、炭水化物、摂ったんだよね...」と罪悪感や自責の念に駆られてしまうのが常です。
他にも「今日はバナナを半分食べちゃった」「今朝の朝食に温かいトーストを食べたくなっちゃって...」などなど低炭水化物や炭水化物抜きダイエットがメディアで取り上げられるようになり、炭水化物が体に大打撃を与えるというイメージを持つ人が増えても不思議ではありません!
しかし食生活から脂肪を完全に排除してしまうと、髪が抜けたり、エネルギーが失われ、逆に体重が増えたり、ビタミンやミネラルが欠乏し、肌が乾燥するなど、さまざまな健康上の問題が発生してしまう可能性もあります。
では、今後数年間、食事から炭水化物を排除すると、私たちにどんな影響があるのでしょうか。
私たちの体は、エネルギー源となる炭水化物を必要としています。しかし、炭水化物はどれも同じというわけではありません。加工された炭水化物を摂りすぎると、脳の働きを活発にしたり、ダイエットをサポートすることができないため、健康にはよくありません。
体にとって最適な炭水化物は、「複合炭水化物」と呼ばれる複雑な性質を持つものです。これらはエネルギー源として、またビタミン、ミネラル、抗酸化物質、食物繊維、水分などの栄養素の供給源として最適です。
ここでは、エネルギーを高め、栄養価の高い炭水化物の一部をご紹介いたします。
- ジャガイモ(ホワイト、ラセット、レッド、イエロー、パープル、フィンガーリング、プチポテト)全般
- サツマイモとヤムイモ
- 果物(特にバナナ)
- 野菜全般(バターナッツスクワッシュやドングリカボチャなど冬のカボチャの仲間を除き、ほとんどが低炭水化物です。)
- 豆類・豆製品
- 全粒穀物(オーツ麦、ブルガー小麦、キヌア、大麦、玄米、その他)
自然な食材をまるごとを食べている限り、ダイエット中の炭水化物を恐れることはありません。
ホールフード(まるごと食べ)には、体が最適な健康を保つために必要な栄養素が含まれており、栄養素の一部は複合炭水化物の中に存在します。
そのため、ポテトチップスやクラッカー、クッキー、ケーキなど、工場で加工された炭水化物は、最小限の量しか摂取してはいけません。
つまり、ホールフードの炭水化物を楽しむことに罪悪感を感じる必要は全くありません。
バランスのとれた食事の一部として炭水化物を楽しむことで、満腹感が得られ、必要なエネルギーと栄養素をすべて摂取することができるんです。